空灯魂路(くうとうこんろ)
空を灯し、魂で道を進む。
光が見えなくなる瞬間がある。
どれだけ走り続けても、前が真っ暗になる日がある。
仲間も家族も、誰も答えを持っていない夜がある。
その時、人は止まる。
俺もそうだった。
釧路の港で、一人で海を見ていた夜。
冬の海風が顔に突き刺さり、心の奥まで冷えきっていた。
売上も落ち、未来の見通しも立たず、
誰にも弱音を吐けずに抱え込んでいた。
あの時は、本当に光なんてどこにもなかった。
だけど、気づいた。
光は探すものじゃない。
自分で灯すものだ。
誰かが照らしてくれるのを待っていたら、一生暗闇だ。
自分の手で火を起こし、自分の灯で歩くしかない。
その一歩がどれだけ小さくても、動き続ければ道は開く。
空灯魂路。
この四文字にはそんな意味を込めた。
空に灯す。
空は無限だ。誰のものでもない。
だからこそ、自分の灯を掲げれば、きっとどこかで誰かの道を照らす。
魂で進む。
損得とか、計算とか、格好つけるとか、そんなものじゃない。
心の底から湧き上がる意志で進む。
魂に嘘をつく瞬間に、灯は消える。
どんなに苦しくても、自分の魂だけは裏切らない。
その生き方を選んだ日から、俺の灯は消えなくなった。
釧路の海は、ずっと教えてくれていた。
波が荒れようと、風が強かろうと、海は止まらない。
静かに見えても、深く動き続けている。
俺たちの人生も同じだ。
嵐の中で止まったら沈む。
小さくてもいい。動き続ける者だけが生き残る。
この道にゴールなんてない。
灯を掲げ続ける限り、道はどこまでも伸びる。
俺は立ち止まらない。
仲間の灯をともすために。
釧路から新しい灯を上げるために。
空灯魂路。
空に灯を掲げ、魂で進む道。
この道を一緒に歩いてくれる仲間がいる限り、
俺は絶対に止まらない。
空灯魂路 —— 空に灯を掲げ、魂で進む道
止まらない者にしか、道は見えない。


