港の風が冷たくなり始めた頃、釧路の街にも少しずつ新しい風が吹き始めている。
この街から、地方の未来を変えていく“動き”が生まれようとしている。
それは、技術でも都会の流行でもなく、人と人との信頼を軸にした新しい経済の形。
俺がそれを感じたのは、awabotaコミュニティで学んだ「Web5.5」という概念だった。
Web5.5とは、単なるWebの進化ではない。
AIが支える情報の海の中で、自分のデータと信用を自分で持ち歩く時代。
“自分で名乗れる世界”——それが、俺たちのような地方の商売人にとっての希望でもある。
地方の飲食業は、宣伝に苦労し、人の流れに左右される。
だが、信用が可視化される時代には、「どんな生き方をしてきたか」が価値になる。
どこにいても、誰とつながっていても、信用が新しい通貨になる。
そう考えると、釧路の港で焼く一皿にも、未来への意味が宿る気がしてくる。
信用の再構築は、“地方の声”から
awabotaの仲間たちと話す中で感じるのは、みんなが“自分の物語”を発信していること。
企業の宣伝ではなく、人の生き方そのものがブランドになる時代に入っている。
東京発ではなく、地方発のWeb5.5。
それは、「ネットの中心に地方を戻す」という挑戦でもある。
俺の釧路からの発信も、そのひとつの証明だ。
店の暖簾を守りながら、ブログで語り、仲間と信用を共有する。
そこにあるのは“情報”ではなく、生き様としての信頼だ。
かつて、港町の灯りは船を導くためにあった。
今はその灯りが、Webの中で人を導く。
信用の火を絶やさずに灯し続けること。
それが、釧路から始まる地方再生の最初の一歩になる。
信用が動かす経済、そして共創の輪
Web5.5は、単なるデジタル技術ではなく、“人と人のつながりを取り戻す”哲学だ。
AIが情報を選び、人がAIに依存していく世界で、awabotaが教えてくれたのは逆の発想。
「信用は、誰かに与えられるものではなく、自分で築くもの」。
この思想が地方の再生と深く重なっている。
釧路には、寒さの中にも温もりがある。
人とのつながりを大事にし、信頼を積み上げていく文化が息づいている。
それをデジタルの世界で表現するのが、Web5.5の役割なんだ。
awabotaの仲間の言葉に、こんなフレーズがある。
「信用が動けば、経済が動く」
この言葉を釧路の現場で実感している俺は、きっとその“変化の一部”にいるんだと思う。
まとめ:地方から始まるWeb5.5の灯
釧路からWeb5.5の時代へ。
地方だからこそできる発信があり、地方だからこそ信頼が深まる。
この土地の人間関係の濃さ、助け合いの文化が、信用経済の原点になる。
「信用でつながる地方の未来」を、俺たちは現実にしていく。
awabotaの仲間、小野和彦さんたちと共に進めるこの挑戦は、
釧路の灯りを全国へ、そして世界へ届ける第一歩だ。
── の屋台「今なんどき めしどき」より、貞宗康裕。

