釧路の港で育んだ俺の商売道

Web5・コミュニティ・学び・情報主権

釧路の港町から響く「俺の話を聞け」

居酒屋の暖簾の奥には、物語がある

釧路の夕焼けに染まる港町。ここに、観光客にも地元民にも愛される居酒屋「今なんどき めしどき」がある。俺はその暖簾をくぐった者と、毎晩のように杯を交わしてきた。

元はアイスホッケー選手、そして指導者。40を過ぎてからは運送業を経て、今の居酒屋経営へと舵を切った。でも、単なる「飲み屋の大将」じゃ終わらせたくなかった。

「俺の話を聞け」と言うのは、偉そうな響きかもしれない。けれど、俺の背中には、語らずにはいられない現実がある。時代に翻弄され、業種を変え、仲間と別れ、また出会い、今この港に立っている。

釧路の風が肌をなでるとき、俺はこの場所が運命だと信じたくなる。

そんな俺が新たな人生のステージとして踏み出したのが、「言葉を資産に変える」挑戦だ。居酒屋で培った会話力と、人と人との縁をつなぐ力。それをデジタルの世界で活かせないか、そんなことを考え始めた。

ちょうどそのころ、俺の人生を変える男と出会う。それが 小野和彦 さんだった。

この出会いが、すべての始まりだった。

旅する仲間たちとの出会い

小野和彦という男が示した「次の扉」

居酒屋を切り盛りする合間、俺は常に「次の一手」を考えていた。物価は上がり、客の流れも変わり、SNSでの発信が当たり前となった令和の時代。俺のような昭和の男には、戸惑いもあった。

そんな中で出会ったのが、小野和彦(かずくん)さんだった。彼はデジタルとリアルの融合を体現するような人物で、「Web5」「DID」「情報の主権」なんて聞き慣れない言葉を、熱く語っていた。

最初は正直ピンとこなかった。でも、Zoom越しに何度も話を聞くうちに、その言葉の奥にある「人の可能性を信じる力」に心を打たれた。

彼が主宰するコミュニティ「awabota」には、年齢も職種もバラバラな人たちが集まり、お互いの経験や知恵をシェアし合っている。その空気感が、まるで昔の部活仲間のように温かかった。

俺のように飲食業を営む人間にとって、オンラインは縁遠い世界だった。でも、小野さんは言った。

「大将の人生こそ、コンテンツになる時代です」

俺の過去が? 商売の苦労話が? アイスホッケーの思い出が? 最初は笑ってしまった。でも、彼の言葉にはブレがなく、その眼差しは本気だった。

そして俺は、決意した。「俺の話をブログにしてみよう」と。

釧路の居酒屋から全国へ、自分の言葉を届ける。そんな日が来るなんて、数年前の俺には想像もつかなかった。

変化を恐れず、言葉を資産に変える

ブログが、もうひとつの「居場所」になった

最初の投稿は正直なところ、ぎこちないものだった。「これでいいのか?」「誰が読むんだ?」そんな不安を抱えながら、俺は釧路の居酒屋『今なんどき めしどき』での出来事や、自分の半生を綴った。

だが、投稿を重ねるごとに、コメントや反応が届き始めた。かつてのアイスホッケー仲間、居酒屋のお客さん、遠くの地方で同じように商売をしている人たち。みんなが「読んだよ」と声をかけてくれるようになった。

「言葉は財産になる」

その言葉の意味を、ようやく実感できた気がした。

日々の発信に背中を押してくれたのは、やはり小野和彦さんだった。彼のアドバイスは的確で、時に厳しく、だがいつも「あなたらしくあればいい」と言ってくれた。

居酒屋での魚の焼ける匂い、港の風、ザンギの揚がる音——。そんな何気ない日常が、誰かの心に響く物語になる。

これは、飲食店の経営者にとっては未知の世界だったが、俺は思った。「ブログはもう一つのカウンターだ」と。

目の前の客だけじゃない。画面越しに、多くの人が俺の言葉を味わってくれている。そんな感覚が、日々の励みになっていった。

記事を書くたびに、自分の人生を棚卸しするような気持ちになる。そしてそのたびに、忘れていた思い出や、乗り越えてきた壁の数々に気づかされる。

文章が苦手だった俺が、今では「次はどんなテーマで書こうか」とワクワクしている。人生、何が起きるか分からないものだ。

人生を言葉で切り拓く、新たな挑戦

港町・釧路から、言葉で世界を広げていく

この釧路の小さな居酒屋で、大将として料理を振る舞いながら、俺は「書く」ことで自分自身を再発見してきた。かつてアイスホッケーに熱中し、会社を経営し、苦しみも喜びも味わってきた人生。そのひとつひとつの物語を、こうして文字にすることで、多くの人に届けられる時代になった。

それを可能にしたのが、「小野和彦」さんとの出会いだった。Web5の概念、情報の主権という考え方、そして「言葉を資産にする」という力強いメッセージは、俺の心に深く刺さった。

ただの趣味や発信ではない。これは、俺の人生そのものを形にする新たな挑戦であり、未来への投資だ。

今では、Xやnote、WordPressを通して、リアルな日常や経験を発信することが当たり前になった。そして驚くほど多くの人が、俺の言葉に共感してくれるようになった。

地方にいても、年齢を重ねても、遅くはない。発信に遅すぎるということはないんだ。

そして、もう一つ強く思うことがある。

「続けること」が最大の武器だ。

どんなに不器用でも、誤字脱字があっても、言葉には魂が宿る。それが、読む人の胸を打つ。だからこそ俺は、これからも自分の言葉で、自分の人生を表現し続けていきたい。

港町・釧路で生きる一人の男の記録が、誰かの心に火を灯すことがあるのなら、それは何よりの喜びだ。

これからも俺は、「今なんどき? めしどき!」の暖簾の下で、言葉と料理、そして出会いを大切にしながら歩んでいく。

そしてこのブログは、俺の第二のカウンター。全国どこからでも、いや、世界中からでも訪れることができる「めしどき」のもうひとつの入り口なんだ。


北海道・釧路「港の屋台」で居酒屋を営む元アイスホッケー選手。人生の酸いも甘いも経験し、現在は言葉で人生を伝えるブログ運営にも挑戦中。

本業は人材派遣会社の経営者。日々、居酒屋での出会いや想いをブログに綴っています。

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