働いてなんぼのもんや!!!楽して食うべからず

めしどき大将ストーリー

若い頃からずっと、俺は働いて働いて働いて生きてきた。遊ぶ時間より、寝る時間より、働いていた時間のほうが長いくらいだ。気づけばこの歳になってるけどよ、それでもまだ「働いてなんぼのもんや」と本気で思ってる。

なんでか。簡単だ。働かないと何も手に入らねぇからだ。好きな飯も、好きな酒も、趣味も、家族との時間も、全部タダじゃない。誰かが用意してくれるもんじゃない。自分の手で稼いで、自分の足で立たないと、何ひとつ胸張って「俺の人生だ」なんて言えねぇと思ってる。

子どもの頃、親父とお袋に何度も言われた言葉がある。
「働かぬ者食うべからず」
この一言が、今でも俺の背骨みたいに刺さったままだ。飯の前に、当たり前のようにこの言葉が飛んでくる家だった。だから俺の中では、「働く=生きる条件」が当たり前になってる。

もちろん、世の中には「働きたくても働けない人」がいる。病気だったり、怪我だったり、家庭の事情だったり、心の問題だったり。そういう人まで「働け」とは言わない。そこは国や周りの人間が支えないとダメだし、支えられて生きていくことを恥じる必要もない。それは生き延びるための大事な手段だ。

俺が腹が立つのは、そこじゃない。
「働けるのに働かないで、最初から“楽して食う”ことしか考えてないやつ」だ。

体も元気、頭も回る、スマホいじる元気もある。なのに「どうにかして働かずに金もらえねぇかな」って発想から入る。国の制度を「支え」じゃなくて「楽するための抜け道」としてしか見てない。そういう話を耳にすると、正直、胸くそ悪くなる。

こっちは夜遅くまで働いて、店を開けて、仕込みして、片付けして、それでもギリギリの時だってある。人を雇えば給料払わなきゃいけないし、家賃も光熱費も税金も待ってくれない。頑張っても報われない夜だって山ほどある。それでも「働かない」という選択肢は一回も頭に浮かばなかった。

なんでか。
「楽して食うべからず」
この感覚が体に染みついてるからだ。楽して手に入れた飯ほど、後味の悪いもんはない。自分で汗かいて、歯食いしばって掴んだ金で食う一皿の方が、何倍もうまい。しんどい一日の終わりに、やっと座って食うまかない飯。その一口目の重さを知っているからこそ、「楽して食う」ことに価値を感じない。

最近は「効率よく稼ぐ」「ラクして稼ぐ」「寝てても収入が入る」みたいな言葉が溢れてる。もちろん、仕組み作りや投資でお金を増やすのが悪いとは言わない。俺だって商売してるし、仕組みの大事さは痛いほど分かる。ただな、その前提にあるはずの「泥臭く働いた時間」をすっ飛ばして、いきなり楽なとこだけかじろうとする風潮が、どうしても許せねぇんだ。

汗もかかず、失敗もせず、怒鳴られたこともなく、責任も背負わず、でも「楽に稼ぎたい」「好きなことだけして生きたい」。そんな虫のいい話がどこにある。好きなことだけで食っていける奴は、裏で血が出るほど努力してる。表に出さないだけで、見えないところで誰よりも働いてる。そこを見ずに、表面のキラキラだけ真似しても、ただの現実逃避だ。

俺は、働きたくないならそれでもいいと思う。ただその代わり、「胸を張って飯を食う権利」までは主張するなと言いたい。誰かの税金や頑張りにぶら下がって生きるなら、「ありがとうございます」と頭を下げる側だ。それを「権利だろ?もっとくれよ」と開き直られたら、真面目に働いている人間は報われない。

逆に、どんな仕事だろうが、働いてる人間はみんな仲間だと思ってる。正社員だろうが、バイトだろうが、派遣だろうが、個人事業主だろうが関係ない。レジ打ちだって、現場仕事だって、介護だって、配達だって、全部誰かの生活を支えてる立派な仕事だ。そこで汗かいてる人間を、下に見る風潮も大嫌いだ。

働くってのは、格好つけるためでも、SNSで自慢するためでもない。
「自分の人生に責任を持つため」だ。
稼いだ金の額が偉さじゃない。逃げずに働き続けてるかどうかだ。嫌な日でも起きて店を開ける。行きたくない現場にも向かう。しんどくても子どものために残業する。その姿そのものが、もう立派な誇りだと思う。

この歳になって、こんなことを改めて言うのもどうかと思った。けどな、世の中を見てると「楽して得したもん勝ち」みたいな空気がどんどん強くなってきてる気がして、黙ってられなくなった。だから今日は、あえて声を大にして言う。

働いてなんぼのもんや。

働いて働いて働いて、それでも足りねぇくらいでちょうどいい。自分の人生を、自分で稼いだ金と、自分の選んだ仲間と、自分の覚悟で埋め尽くしてやる。その生き方の方が、よっぽどかっこいいと俺は思う。

楽して食うために頭を使うんじゃない。汗かきながらも、少しでも楽に働ける仕組みを作るために頭を使え。誰かを踏み台にするんじゃなくて、誰かと一緒に上がっていくために働け。

そして一日の終わりに、胸張ってこう言えるように生きていきたい。
「今日も働いた。うまい飯が食える。」

それが、俺がこの歳になっても変わらない、生き方の答えだ。

働かぬ者食うべからず。
楽して食うべからず。
働いてなんぼのもんや。


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