冬の釧路。
朝の港は、凍てつくような静けさに包まれている。
吐く息は白く、街灯の光が雪面に反射し、夜の名残を映し出す。
氷のように冷え込む空気の中で、人も街も、どこか息を潜めているように見える。
けれど、そんな沈黙の底にこそ、次の時代の“熱”がゆっくりと動き始めている。
地方は今、凍っている。
人口は減り、観光は季節に左右され、若者は都会へ流れていく。
国の政策や補助金では、もう温もりを取り戻せない。
だが、それでも「灯りを消したくない」と願う人たちがいる。
その想いが、この釧路にも、確かに存在している。
Web5。
中央集権ではなく、分散。
データを奪うのではなく、個が持ち、つながる時代。
信用が通貨となり、人の信頼が価値を生む。
その考え方こそが、地方にこそ必要な“あたたかさ”を取り戻す鍵だと、俺は感じている。
街に、地方創生へ。
この言葉を胸に、俺たちは今、awabotaの仲間たちと動き出している。
釧路の港町で、居酒屋の灯を絶やさずに守りながら、Webの世界とつながる。
ただのネットではない。
「信用経済」と呼ばれる新しい流れが、地方にこそ根を張る未来を信じて。
awabotaコミュニティのZoomセミナーには、毎回40名ほどの仲間が集う。
北海道から九州まで、街も仕事も違うけれど、目指しているのは同じ未来だ。
そして、その中で俺は――北海道・釧路から唯一の参加者だ。
吹雪の日も、港の灯りが滲む夜も、変わらず画面の向こうで仲間と語り合う。
その時間が、凍った街に再び“動き”をもたらしている気がする。
誰かに頼るのではなく、互いの“信用”を積み重ねていく。
広告に頼らず、補助金に甘えず、言葉と行動で信頼を生み出す。
その仕組みこそ、地方の新しい「経済エンジン」になっていくのではないか。
釧路のような地方都市では、一人ひとりの声が小さい。
だが、その声が共鳴すれば、波は確実に広がっていく。
デジタルが冷たいと言われた時代は終わった。
今のWeb5は、人と人の“信頼”を繋ぐための技術なんだ。
凍る朝の中でも、心は燃えている。
釧路の港の空気を感じながら、俺は思う。
信頼という見えない灯を掲げていくことでしか、地方の未来は変わらないと。
awabotaで学んだ「信用をお金に変える構造」は、決して机上の空論ではない。
それは、俺のような地方の現場にこそ必要な“生きる知恵”だ。
Web5の時代は、都会のためではなく、人のためにある。
そして、その人のつながりの中でこそ、地方が再び息を吹き返す。
信頼を積み重ねる人たちが、そのまま経済を動かしていく。
そこには、嘘も広告もいらない。
あるのは、「この人なら信じられる」という温度だけだ。
やがて、釧路の港に吹く風が少しずつ変わり始めるだろう。
デジタルの向こう側に、また人のぬくもりが戻ってくる。
そして、その灯りはきっと他の街にも届いていく。
“街に、地方創生へ。”――この言葉が、やがて現実になる日を信じて。
awabota project 釧路からWeb5。
それは、ただの言葉ではない。
この街から始まる「信頼の経済」への挑戦だ。
そして、その挑戦を俺は、これからもこの港から続けていく。
冷たい冬の朝にこそ、未来の熱は生まれる。
Web5が地方を救うのではない。
Web5を使って「人が人を信じる」構造を取り戻すこと。
それが、釧路から始まる本当の地方創生の形だ。
信用を灯し、街を温める――それが、俺のこれからの商いの使命だ。

