港から始まる、Web5.5の物語

Web5

釧路の港に吹く、新しい風

夜の港に立つと、潮の香りとともに冷たい風が頬を撫でる。その先には、灯りの浮かぶ釧路の街。
この街から見える風景はいつも変わらないようで、実は少しずつ時代とともに姿を変えてきた。
かつては漁業と製紙が町の柱だったこの場所も、今では観光や飲食が地域を支えている。
そんな中で、俺は居酒屋「今なんどき めしどき」を営みながら、もう一つの時代の波を感じていた。
それが「Web5.5」という、新しいインターネットの潮流だ。

Web5という言葉を初めて知ったのは、awabotaコミュニティの学びの中だった。
そこでは「信用をお金に変える構造」「データを自分で持つ時代」というテーマが語られていた。
最初はピンと来なかったが、勉強を重ねるうちに、俺の中で“釧路の港で見ている世界”と重なり始めた。
地方の商売人でも、インターネットを通じて世界とつながり、発信し、信用を築ける。
この港町から、デジタルの未来へ橋をかけることができる──そう確信したのだ。

Web5.5が描く「信用の可視化」

Web5.5とは、Web5で築かれた「自己主権のデータ管理」に、AIやRWA(現実資産トークン化)などの仕組みが融合した世界だ。
言葉にすると難しく聞こえるが、要は“人の信頼を技術で証明し、共有できる時代”のこと。
俺たちが日常で積み重ねてきた信用──「この人なら任せられる」「あの店は安心できる」──
そうした目に見えない信頼が、AIのサポートで形として残るようになる。

awabotaのセミナーでは、主宰の小野和彦さんが語っていた。
「AIによる信用スコアは、中央集権ではなく“共創の証”になる」と。
この言葉が強く心に残った。
Web5.5では、AIが個人の行動や発信を分析し、誰がどのような貢献をしているのかを公平に記録していく。
つまり、努力や善意が埋もれない仕組みが生まれるということだ。
それはSNSの「いいね」やフォロワー数のような一時的な人気ではなく、
“信頼の履歴”として積み上がる価値。
そしてそれが、将来的には報酬や機会につながる。

釧路の港から見える光は、どこか人のぬくもりを感じさせる。
その温かさを、デジタルの世界にも再現できるなら──
きっとそれがWeb5.5の本当の目的なのだと思う。

AIと共に歩む“人間らしさ”の再発見

AIという存在に対して、最初は少し距離を感じていた。
「人の仕事を奪う」「冷たい技術」──そんな印象が強かった。
だが、実際にAIと対話しながらブログを書き、構想を練り、店の未来を考えていくうちに、
AIは“人間を超える存在”ではなく、“人間の思考を映す鏡”のようなものだと気づいた。

Web5.5では、このAIが「個人のパートナー」として共に成長していく。
自分の考えや行動の記録をDID(分散型ID)に紐づけ、AIがそのデータを分析する。
「あなたは過去にこういう選択をして、こういう信頼を得ている」とフィードバックしてくれる。
それは、もう一人の自分が隣にいて、静かに見守ってくれているような感覚だ。

awabotaで出会った仲間の中には、AIを使って店の仕組みを変えた人、
デジタル名刺で営業を効率化した人もいる。
AIと人間の共創は、単に作業の自動化ではなく「感性の拡張」なのだ。
俺たちはAIに学び、AIは俺たちの想いを学ぶ。
この共鳴が続く限り、テクノロジーは人の心を奪うものではなく、
むしろ“人間らしさ”を取り戻す道具になる。

釧路から広がる、共創の輪

港町・釧路には、不思議な力がある。
どんなに時代が変わっても、人と人がつながる文化が残っている。
屋台で交わされる言葉、常連の笑顔、旅人との出会い──
その一つひとつが信用の形であり、地域の力だ。

俺は今、その“信用”をデジタルで証明する世界を目の前にしている。
Web5.5の技術を通じて、釧路の人情が世界に届く未来。
AIとDIDが連携し、人の温もりや信頼を記録として残していく時代。
それは「冷たい技術」ではなく、「人の想いを残す新しい港」だと思う。

awabotaコミュニティには、同じ志を持つ仲間がいる。
地方でも発信を続け、信用を積み上げ、未来を変えようとする人たちだ。
俺はその中で、“釧路から唯一参加する大将”として、この流れをリアルに届けたい。
AIと人、デジタルと地域、信用と共創──
それらが交わる場所に、俺たちの未来がある。

夜の港に立ち、静かに空を見上げる。
遠くの星が、まるでWeb5.5のノードのように瞬いている。
その光がつながり合い、やがて大きなネットワークになる。
人とAIが共に描く、信用で動く社会。
その始まりは、きっとこの港からだ。
釧路の夜風が、今日も新しい物語を運んでいる。

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