釧路から世界へ 60記事で描くWeb5挑戦記

Web5

60記事目を迎えた釧路からの物語

言葉を資産に変えてきた歩み

気がつけば、このブログもついに60記事目を迎えることとなった。釧路の港町から始めた小さな発信が、ここまで積み重なってきたことに、自分でも驚きと感慨を覚える。最初は「居酒屋の大将が書く日常」から始まり、やがて過去のアイスホッケーの経験、会社経営の苦労、地域の変化、そしてWeb5という新しい時代への挑戦へと広がっていった。それぞれの記事は自分の人生の断片であり、同時に釧路という土地の記録でもある。

ブログを続ける中で強く感じたのは、「言葉が資産になる」ということだ。日々の出来事や感じたことを文字にし、公開することで、それが一つの証明となり、自分自身を形作っていく。居酒屋での一杯の会話も、ブログに記すことで新しい価値を持つ。港に寄港する船が多くの人を運んでくるように、書き続けた記事もまた、世界中から誰かを引き寄せてくれるのだ。

60記事という節目は、通過点にすぎないかもしれない。しかし、ここまで続けてきたことで見えたのは、商売も人生も「続けること」に意味があるということだ。積み重ねが信頼となり、信頼がまた次のつながりを生む。その感覚は、まさにWeb5が目指す「信用経済」の在り方と重なっている。釧路の港町から始まったこの発信が、これからどのように広がっていくのか、自分自身も楽しみにしている。

地域とともに歩んだこれまで

釧路の街が教えてくれたつながり

この街・釧路で居酒屋を続けてきて、9年。店を開ければ常連客が「ただいま」と言うように暖簾をくぐり、観光で訪れた人が「釧路の味はここで出会えた」と笑顔で帰っていく。港の屋台という場所柄、地元の人と観光客が自然に交わり、知らぬ者同士が一緒に乾杯する。その瞬間に立ち会えることこそ、私がこの仕事を続けてきた最大の喜びだ。

だが一方で、地域の現実は決して明るいことばかりではない。人口減少や高齢化、漁獲量の低下など、街の基盤そのものが揺らいでいる。居酒屋を営む私自身も、その波に直面してきた。景気の変動に左右され、広告を打っても効果が持続せず、時には「このまま続けられるのか」と不安に思ったこともある。それでも暖簾を下ろさなかったのは、ここで出会う人とのつながりが、何よりの財産だと信じていたからだ。

近年は外国からの観光客も増え、飛鳥IIIの寄港のように、世界が釧路に足を運ぶ光景も珍しくなくなった。その出会いは単なる一度きりの観光ではなく、「また来たい」という思いを残してくれる。つまり、釧路の街は小さくとも、世界とつながる可能性を秘めている。そのことに気づいたとき、私は自分の商売の意味を改めて考えるようになった。料理を出すだけでなく、この街そのものを伝える存在でありたいと強く思うようになったのだ。

商売の限界を超えるために

広告ではなく信用の時代へ

居酒屋を続ける中で、何度も「限界」という言葉に突き当たった。チラシを配り、SNSに投稿し、広告費を投じても、効果は一時的で長続きしない。どれだけ工夫しても大手チェーンの宣伝力にはかなわない現実を前に、「地方の小さな店は結局埋もれてしまうのか」と悩んだ夜も数えきれない。釧路の街を愛し、ここで生きてきたからこそ、その悔しさは大きかった。

だが、そんな時に気づいたのは「本当に店を支えてくれるのは、広告ではなく信用だ」ということだ。常連のお客さんが友人を連れてきてくれる。観光客がSNSに載せた一枚の写真が、次の来客を呼んでくれる。つまり、信頼の積み重ねこそが、商売を生かし続けているのだ。この実感は、まさにWeb5が掲げる「信用経済」と重なっている。

Web5は、人と人とのつながりや信用をデジタルの世界で形にできる。もし釧路に来た観光客の「体験」や「信頼」がデータとして残り、それが世界中で参照できるならどうだろう。大きな広告に頼らずとも、小さな居酒屋から世界へと物語が広がっていく。実際にDIDや分散型の仕組みを学ぶ中で、私は「これは地方でこそ活かせる」と確信した。規模の大きさではなく、信用の厚みで勝負する時代がやってきたのだ。

もちろん課題は山積みだ。技術を理解する人はまだ少なく、導入にかかる時間やコストもある。だが私は、釧路という小さな港町からこそ、新しい挑戦を発信できると信じている。港に寄港する船が世界を運んでくるように、Web5は信用とつながりを運んでくる。商売の限界を突破するのは、大資本の広告ではなく、人と人との信頼を可視化するこの新しい仕組みだと確信している。

釧路から世界へ、新しい航路を描く

60記事目から始まる未来

こうして迎えた60記事目。これまでの記事は、居酒屋の裏話や人材派遣の現場、アイスホッケーの思い出、家族との再出発、そしてWeb5という新しい時代への挑戦など、私自身の歩みそのものだった。どの記事も一つの「点」に過ぎなかったかもしれない。しかし振り返れば、それらが線となり、物語となり、今の自分を形づくっていることに気づく。言葉を積み重ねることの力を、改めて実感している。

居酒屋を営みながら発信を続けるのは、決して楽ではない。仕込みや接客をこなし、合間を縫って記事を書く。ときには「もうやめてもいいのでは」と思う瞬間もあった。それでも続けてこられたのは、釧路という土地に根を張り、そこで出会う人たちの笑顔や励ましがあったからだ。そして、その記録を未来に残したいという思いが、私を支えてきた。ブログは単なる趣味ではなく、生き方を映し出す鏡であり、未来への投資でもある。

Web5という言葉に出会ったとき、私は直感した。「これは釧路のような地方からこそ広められる」と。信用を可視化し、境界を越えてつながりを築く仕組み。それは港町で交わされる一杯の乾杯や、居酒屋での何気ない会話に宿る温かさと同じものだ。世界中から釧路に訪れる人々の体験が、そのまま次の来訪者への招待状になる。そんな未来を思い描くだけで、胸が高鳴る。

60記事は一つの区切りであり、同時に新しい出発点でもある。これから先の挑戦は、まだ誰も歩んだことのない航路かもしれない。だが、釧路から世界へという思いは揺るがない。私は大将として、商売人として、そして一人の挑戦者として、この小さな港から未来を描き続けていく。70記事、80記事、その先へ──物語はこれからも続く。言葉を資産に、信用を力に変えて。釧路から始まる物語は、まだ始まったばかりだ。

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