釧路の港町で気づいた「情報の持ち主は誰か?」
居酒屋を営む俺が、デジタルの話をするなんて、少し意外に思われるかもしれない。だが時代は変わった。日々の営業だけでは食っていけない。情報発信、SNS、ブログ……。気がつけば、俺も“発信者”として生きるようになっていた。
最初はX(旧Twitter)で日々の出来事や心の声を投稿していた。フォロワーも増えて、コメントも来る。楽しかった。でも、ある日ふと考えた。「この投稿、本当に俺のものか?」
Xが止まったら? アカウントが凍結されたら?
せっかく書いた文章や、つながった人たちが、全部消えてしまう。そんな“借り物の自由”の上に、俺の情報発信は成り立っているのかもしれない──そう思った。
▶️「自分の言葉」を、誰かのプラットフォームに預けている現実
俺たちは便利なツールに囲まれている。X、Instagram、note、ブログサービス…でも、それらはすべて「借り物」だ。俺の言葉も、写真も、全部そのプラットフォームの中にある。
もし、そのサービスが終わったら?
「自分の人生を語ってきた記録」が、まるごと消えてしまうかもしれない。
そう考えたとき、俺はハッとした。商売も一緒だ。人に頼ってばかりでは、いざという時に足元が崩れる。
▶️ Web5との出会いが、「自分で持つ」という意識をくれた
そんな時に出会ったのが「Web5」という考え方だった。これは簡単に言えば、「データの持ち主を、プラットフォームではなく“自分自身”にする」という思想だ。
投稿も、フォロワーとの関係も、自分の記録も──全部、自分の手元に置いて管理する時代が来ている。それを可能にするのが、DID(分散型ID)やWeb5と呼ばれる技術だ。
釧路の港で生きる俺のような人間でも、この変化に気づき、動き出すことはできる。むしろ、地方でこそ、中央に頼らない“自立した発信”の意義があると思っている。
「発信」が人生を変える時代に、大将が選んだ次の一手
俺の居酒屋「今なんどき めしどき」は、釧路の港で9年続けてきた。
地元の常連、観光で訪れる外国人、船乗り、サラリーマン……多くの人が俺の話を聞きに来てくれる。だけどふと思った。
「店に来なきゃ、俺の言葉は届かない」
コロナで人が減った時期、自分の思いや人生の物語を、誰にも伝えられなかった。
そこから、Xやブログを始めて、「書く」ということに向き合いはじめた。
▶️ 書くことで、自分の過去・今・未来がつながった
最初は半信半疑だった。
でも、自分のことを書けば書くほど、「あの時の経験」が「今の誰かの力」になることに気づいた。
高校時代、たった12人で闘ったアイスホッケーの思い出。
36歳で会社を辞め、父の跡を継いで失敗した運送業。
そのあと始めた人材派遣と、夜の居酒屋の両立。
その全てが、誰かにとっての「物語」だったんだ。
▶️ Web5は、そんな“言葉の価値”を守る道具になる
俺たちは、つい目先の「フォロワー数」や「いいね」に振り回される。
でもWeb5の考え方は違う。
プラットフォームに依存せず、「自分の物語を、自分の意思で管理する」仕組みなんだ。
たとえばDID(分散型ID)を使えば、他のSNSやブログが止まっても、自分のプロフィールやコンテンツを別の場所に移せる。
自分の記録が、「サービスの終了」と共に消えることはない。
「ブログなんて意味あるのか?」と思っていた俺が、今ではこうして文章を書き、記録を残している。
これは過去への手紙でもあり、未来の自分への布石でもある。
日本という国で「個人が主役」として生きる難しさ
俺はこれまで、いろんな形で自立を目指してきた。
会社を辞めて、家業を継いで、失敗して、それでもゼロからまた始めて。
でも、日本という国で「個人が主役で生きる」ことは、想像以上に難しい。
雇われることが前提、空気を読むことが正義、変わらないことが安心。
そんな社会の中で、「自分の言葉で語る」「自分の力で稼ぐ」なんて、少しでも口に出せば、
“意識高い系”だとか、“調子に乗るな”とか言われる。
けれど、それでも俺は思うんだ。
黙っていても、誰も守っちゃくれない。
地方にいればいるほど、それはよく分かる。
▶️ 「誰かの土俵」で戦うのは、もうやめにしよう
例えばX(旧Twitter)やInstagramで頑張っても、突然アカウントが消されることもある。
アルゴリズムが変わって、急に誰にも届かなくなる。
気がつけば、自分の人生を誰かの“土俵”の上で戦ってる状態になっていた。
そんな時代に必要なのは、「自分の土俵を持つ」ことだ。
それが、俺にとっては「ブログ」であり、「WordPress」であり、
今まさに学んでいる「Web5の技術」なんだ。
自分のコンテンツを、自分のルールで管理する。
AIも、データも、フォロワーも、全部“俺の世界”の中で動かせるようにする。
それは、商売人にとっての“本当の資産”になると思っている。
▶️ Web5は、情報社会の「暖簾(のれん)」になる
昔から、店の看板や暖簾は“信用の証”だった。
「あそこに行けば、あの大将がいる」「あの味が食べられる」「あの言葉が聞ける」
そんな信頼が、店を支えていた。
今はそれが“Webの中”にも必要になってきたんだ。
Web5で言えば、それが「DID(分散型ID)」であり、「信用スコア」であり、「個人のブランド」だ。
どのSNSにも依存しない、自分だけの暖簾を掲げること。
それが、これからの時代に必要な“情報の居場所”になると思っている。
情報も人生も、自分の手で持つ時代へ
俺は居酒屋の大将として、釧路の港町で生きてきた。
昭和の価値観も、平成の変化も、令和のデジタルも、全部飲み込んできたつもりだ。
でも、「自分の言葉を資産にする」という考え方には、正直驚いた。
これまでは、ただ喋って、書いて、SNSに投稿して、それで終わっていた。
でも今は違う。
その一言が、未来を変える“資産”になる。
▶️ 自分の言葉を、未来の自分と“誰か”に届ける
居酒屋で魚を焼く日々も、Xで投稿する言葉も、
全部、俺という人間の“証”だ。
Web5やDIDという技術は、難しそうに聞こえるかもしれない。
だけど本質はシンプルだ。
「自分の人生の記録を、自分で持つこと」
それが、どれだけ未来の自分を助けてくれるか。
どれだけ誰かの背中を押せるか。
そんな希望を、俺は今、感じている。
▶️ 人生の発信基地は、自分でつくる
このブログも、俺のWordPressも、まさに“自分の発信基地”だ。
大きな会社のように広告費をかけられるわけじゃない。
AIツールもまだ勉強中だし、コードも書けない。
でも、思いはある。言葉がある。経験がある。
だから、こうして俺は書き続ける。
自分の人生を、Webの中でも「のれん」として掲げていくために。
釧路から世界へ。
居酒屋の大将として、そして一人の発信者として。
これからも、俺の言葉で、俺の物語を、俺のやり方で残していく。
📍釧路在住|居酒屋「今なんどき めしどき」大将|ブログとSNSで人生発信中
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